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FRI’s eye:総来場者数13万人超! 日本最大級のアニメイベント『Anime Japan 2016』

2016.05.19

2014年に2つのアニメイベントを統合する形で発足し、日本最大級のアニメイベントとして行われている『Anime Japan』。

第3回目となる今年は、3月26~27日の2日間に渡って東京ビッグサイトで開催されました。今回はこの『Anime Japan 2016』の模様をレポートします。
 


この『Anime Japan』は、アニメファンから関連ビジネスに携わる人まで、すべての人に向けてアニメやその関連コンテンツを紹介するイベントとなっています。なかで も注目度が高いのは、やはり新作アニメの情報でしょう。この夏、新作アニメの公開が発表されていた『ベルセルク』は、新キービジュアルが公開されるととも に、作中でガッツが振るう原寸大の"ドラゴン殺し"を展示。同じくこの夏、アニメ2期が放送される『アルスラーン戦記』からは原寸大アルスラーン王子の騎 馬立像、ゴールデンウイークに劇場版アニメが公開される『遊☆戯☆王』は、全高約4メートルの"青眼の亜白竜"と、目を 引く大型展示物の前では記念撮影をする人だかりが。少し変わったところでは、この春の新作アニメ『ばくおん!』から登場キャラクターたちが乗るバイクの実物を公開。派手なピンク色のバイクはアニメイベントの会場内でひと際異彩を放っていました。


さらに、イベント開催の発表や告知なども数多く行われていて、 毎夏の定番イベントとしておなじみの"アニサマ"ことアニメロサマーライブも「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」として開催されることが発表されました。8月26日~28日に埼玉スーパーアリーナで開催される、このアニメソングの祭典。
出演アーティストも順次発表されていますので、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてくださいね。


一方、アニメ関連ブースの中で、大きさと派手さで目を引いたのがグッドスマイルカンパニー。今年で10周年を迎えた手のひらサイズフィギュア『ねんどろいど』の歴代パッケージを積み上げたタワーは壮観!グッズ系では当日限定販売の商品を販売するブースもあり、中でもイベント開催日に放映中だった『おそ松さん』関連の商品は早々に完売してしまうなど、その人気ぶりを改めて感じさせられました。

会場にはRED、BLUE、GREENの専用ステージに加え、会場内のオープンステージの計4種類のステージが設置されており、こちらで行われるイベントも大きな見どころ。特に今回は「刀剣女子」と呼ばれる社会現象を起こしているネットゲーム『刀剣乱舞』がイベントステージを開催し、2016年10月放映 予定の『刀剣乱舞-花丸-』と、2017年放映予定の『刀剣乱舞(仮)』という2作品でのアニメ展開を発表して大きな話題に。このほか4月からの放送を控えた『マクロスΔ』では、新作だけでなく旧シリーズ作品の登場キャラクターを演じた声優陣も登場するトークショーを開催。各シリーズの名場面をファンと共に振り返り、長年積み重ねてきた人気シリーズ作品としての歴史を感じさせる内容でした。

また、アニメ系イベントでは定番となったコスプレコーナーももちろんあります。この「コスプレイヤーズワールド」には、アニメ公式シチュエーションの背景 を設置しているのが特徴。今年は『おそ松さん』の6つ子が眠る布団や『文豪ストレイドッグス』の武装探偵社事務所、『ソードアート・オンライン』のキービ ジュアルを再現できる公式背景をバックにコスプレ姿を撮影できるようになっています。さらに午後からは屋外の臨時コスプレエリアも開放されましたが、1時 間もすると数多くのコスプレイヤーと撮影者で埋まってしまう盛況ぶり。美男美女によって再現された人気キャラクターから往年の変身ヒーロー、怪獣や怪人と いったキワモノ系などなど、参加者みんなが思い思いのキャラクターになりきっていました。


このほか『Anime Japan 2016』では、将来のファンを育てるファミリー層に向けた「ファミリーアニメフェスタ2016」、アニメの作り手に向けた体験セミナーやビジネスセミ ナーを行う「クリエイションエリア」、アニメ関連ビジネスに関する商談や情報交換の場である「ビジネスエリア」など、広くアニメに関わる人に向けたイベン トとしての趣向が凝らされています。

そんな見どころが満載の『Anime Japan 2016』ですが、日本のアニメイベントに慣れたファンでもなかなか手際良く場内を見て回ることができないものですから、海外からの来場者ともなればなおさらなのではないでしょうか?
そこで今回ご紹介したいのが、外国人来場者向けに開催している「Anime Japan Special Guided Tour for International Visitors(by CoFesta Ambassadors)」です。このツアーはNPO法人映像産業振興機構内にある、日本のアニメやゲームといったコンテンツを発信する「コ・フェスタ」 のアンバサダーが会場全体の案内やイベントの成り立ち、目玉ブースの紹介や写真スポットの紹介などを行うというもの。1回約40分のツアーである程度のあ たりをつけるのには十分、何より外国語と日本のアニメ文化に通じたアンバサダーが会場を案内してくれますから、気になることなど質問すれば答えてもらえま す。あらかじめ決められた出発時刻までにインフォメーションカウンターで手続きをすれば、無料で参加できるのも大きなポイント。


今回の『Anime Japan 2016』には、前年より1万3000人多い総来場者13万5323人が集まり、来年3月には『Anime Japan 2017』を開催することが早くも発表されました。来場者の数ももちろんですが、出展者・来場者の区別は関係なく会場内に集まったファンが放つエネルギーこそ、"アニメ"というコンテンツの勢いや未来を示していたように思いました。

本記事は、エンタテインメントの研究をしているフィールズ研究開発室(FRI)のメンバーが、日頃の活動の中で気になったことに目を向け、独自取材に基づいて、執筆しています。